2016年2月20日
海ある暮らしを訪ねて(1)答志島の暮らしをめぐるまちあるき
お母さんたちが元気な島
久しぶりの離島。何年ぶりだったでしょうか。岸を離れ、大地が遠ざかっていく瞬間。幾度と旅した島の情景と重なり、なんとも言えない郷愁がします。でも、島にはその郷愁を吹き飛ばしてくれる元気なお母さんたちに出会いました。
今回訪問したのは、鳥羽駅から30分の距離にある答志島。
寝屋子制度という漁師町独特の風習が残る。
エコツーリズム研修会で、まちづくりの取り組みの先進地だと伺い、見に行って来ました。ふらっと訪れたつもりだったけれど、思わぬご縁があり、島を案内していただきました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjmwzFQgqJ9f0GWmuL9ApDEr4pY4cdyafFNa16G-tc1vHIso_c3NQ3crH_-TF2KsEAlw6Kclq9kMBM11J6PHkrfiUUeB_T4LtTGXWMdiRlVRiZVX9VYpw32a3Yzo3cojdhcblBU1e7AIv8/s400/12705663_10205639899377362_5369296767479465465_n.jpg)
答志島って?
答志島は、鳥羽駅から徒歩10分の定期船ターミナルから、フェリーで約20分。答志と和具は徒歩10分の集落でどちらに寄港するフェリーでも同じです。
桃取は西側に位置し、和具から約6キロ離れています。
なんと、和具と答志、徒歩10分の集落にも関わらず、方言が違う!
そして、汐の流れも違うので、捕れる魚の種類や時期が違うのです。
おかげで?2つの漁港では、また違った風景をみることができるのです。
島のお母さんたちが立ち上げたまちづくり会社「島の旅社」
「海女小屋の牡蠣体験って一人でも参加できますか?」海女小屋で魚介類を提供している場所があると噂を聞き、問い合わせた1本の電話に対応してくださったのは、島の旅社のかなこさん。
今日は予約でいっぱいだけど、とりあえず、事務局まできてもらえたら町のことを説明できる、とのことでした。
和具港のすぐ近くにあるコミュニティセンターへ行ってみると、たまたま通りかかったというグリーンツーリズムインストラクターの中村さんが立っておられました。
「いや、なんか通りかかったらかなちゃんに呼び止められて・・・」
ひょんなことで、出会った中村さんは、食のことに関心があるとお伝えすると、すぐにあちこちに連絡してくださり、島をご案内していただけることになりました。
この対応にはびっくり。
ふだんは、修学旅行の受け入れや、視察の対応、そして、予約制で海女小屋体験の受け入れ等をされているようです。
答志島のまちは、防風のため入り組んだ迷宮のようなつくりになっていて、サザエのように渦巻き状に道が配置されています。
ガイドをしてもらうとさらに面白い発見がいっぱいあると思います。
伊勢にきたらぜひ一足伸ばして離島を楽しんでください!
伊勢にきたらぜひ一足伸ばして離島を楽しんでください!
島の旅社HP http://www.shima-tabi.net
そして、午後からは、壱岐観光連盟のご一行様が視察に来られるからぜひ一緒に!ということで、まちあるきにまぜていただきました。
島の人から話を聞かないと答えられないクイズラリー。海女小屋での交流。個人の興味にあわせてカスタマイズしてくれるまちあるき。
観光客をたくさんまちあるきに案内する日には、防災無線で島民みんなに周知されるといいます。修学旅行100人の小学生がクイズラリーで走り回ってもあたたかく迎えてくれるそうです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjB0vy0DRcvtEb7Hx0qlnFKoayLL0WvjyUc1vFuqVCa8_B6TFzKolq0_uxhBaBhzP2YDQvgoi4GjXV3iRqSiQtky_a8OJNnX72j_Wcgi8AfrzHUdiVhVHmlaexrudZIv4J4qScLWBElZEo/s320/DSC04170.JPG)
普段の暮らしの中で使っている食材や食べ物があって、無理なく続けられているのがいい感じ。ご近所さんとの会話も自然とはずみます。
ロンクなんて、ハイカラな名前ですよね?
と聞いてみると、
「そう思うでしょ?おじいさんの名前なんですよ。六郎だったから、ロンクって呼ばれていて。」
じんじろ車に、ロンク、ネーミングセンスが抜群です。
この素敵な色彩感覚!
八幡さんの八のマークがまじないのように至るところに炭で書かれ、正月だけでなくて一年中しめ縄が掲げられているばかりでなく、おしゃれな家がたくさんあります。
紫、黄色、緑・・・カラフルな家が並び、南国の島に来たような気がして来ます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEitvWY3DVsDrhoxukY4pAqw8ImBmjh8XkyXf6NntSecvHrUPI6u03wvKP_ohshvIZvmUpOy0MMP-bS4zAVYFZL31EpHloSlHEWaAvmj6s6Y6YAlDrie2Qf94yPX9LIKIF-ZHwuF1ElUUjg/s320/12688013_10205637681761923_2143798993349642672_n.jpg)
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島をあげた来訪者の歓迎。
海への配慮と自然への気遣い。
優しい磯の香りに包まれた島が伊勢湾沖にありました。
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農ある暮らしを訪ねる旅シリーズは40ポストを超えました。
舟家の伊根町に2年住んでいながら海の生き物の判別が苦手。
漁業のことがあまりわかっていないのですが、最近では、里山だけでなく、里海という言葉もできてきているようです。
ちょっとづつ海のことも書いていこうと思います。
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関連記事:
農ある暮らしを訪ねる旅シリーズ
自作の地図 |
島の人と交流しながら集落をめぐるクイズラリー
そして、午後からは、壱岐観光連盟のご一行様が視察に来られるからぜひ一緒に!ということで、まちあるきにまぜていただきました。
島の人から話を聞かないと答えられないクイズラリー。海女小屋での交流。個人の興味にあわせてカスタマイズしてくれるまちあるき。
観光客をたくさんまちあるきに案内する日には、防災無線で島民みんなに周知されるといいます。修学旅行100人の小学生がクイズラリーで走り回ってもあたたかく迎えてくれるそうです。
八幡さん
島のひとたちは八幡神社を信仰している人が多く、身内に不幸があった人は鳥居をくぐれないというルールを守っている。
2月にある八幡祭では、炭を奪い合い、ゲットした墨で八の文字を書くのだそうです。
まじないのような意味があるのだとか。
じんじろ車
いろんな色のカラフルな仕様のじんじろ車があります。
じんじろうさんという鍛冶屋さんが発明したのだそうです。今はそのかたは生きておられませんが、現役で鍛冶屋をやっている方がまだ島に住んでいて、じんじろさんの仕事を引き継ぎ、オーダーメイドで作ってくれるようです。
おばあさんでなくても、農作物を運ぶのに便利そう!
おすすめの食堂「ロンク茶屋」
地元のお母さんがやってる地元の人たちがよく行く食堂。普段の暮らしの中で使っている食材や食べ物があって、無理なく続けられているのがいい感じ。ご近所さんとの会話も自然とはずみます。
ロンクなんて、ハイカラな名前ですよね?
と聞いてみると、
「そう思うでしょ?おじいさんの名前なんですよ。六郎だったから、ロンクって呼ばれていて。」
じんじろ車に、ロンク、ネーミングセンスが抜群です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhf6t9NPLUiP2Qgs-PdKVIBJ5zB_ACTwDNBWd0Hqs-akp-mttbZg-NfPvSk8o7h_3doOSowEYqU4qPk_ZGBb3abwYmI5nA7Uuyp3jy5-FCPKnltVXaTgx7vIIZYYjjl_MKspO4LMHOcVec/s320/DSC04168.jpg)
おしゃれすぎる島の民家。
この素敵な色彩感覚!
八幡さんの八のマークがまじないのように至るところに炭で書かれ、正月だけでなくて一年中しめ縄が掲げられているばかりでなく、おしゃれな家がたくさんあります。
紫、黄色、緑・・・カラフルな家が並び、南国の島に来たような気がして来ます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEitvWY3DVsDrhoxukY4pAqw8ImBmjh8XkyXf6NntSecvHrUPI6u03wvKP_ohshvIZvmUpOy0MMP-bS4zAVYFZL31EpHloSlHEWaAvmj6s6Y6YAlDrie2Qf94yPX9LIKIF-ZHwuF1ElUUjg/s320/12688013_10205637681761923_2143798993349642672_n.jpg)
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島をあげた来訪者の歓迎。
海への配慮と自然への気遣い。
優しい磯の香りに包まれた島が伊勢湾沖にありました。
農ある暮らしを訪ねる旅シリーズは40ポストを超えました。
舟家の伊根町に2年住んでいながら海の生き物の判別が苦手。
漁業のことがあまりわかっていないのですが、最近では、里山だけでなく、里海という言葉もできてきているようです。
ちょっとづつ海のことも書いていこうと思います。
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関連記事:
農ある暮らしを訪ねる旅シリーズ
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