2012年3月26日
種とり用の育て方と、食べる用の育て方。
写真の二つのかぶは、同時にたねまきしたものです。
右のハウス育ちは元気にすくすく育ちました。対して、左の露地育ちのかぶちゃんは、2回引っ越しをしたので、ほとんど根が育ちませんでした。
そのかわり、ストレスを与え続けたかぶの方は、つぼみをつけるのが早かった!摘芯してやると、さらにどんどん腋芽が湧いてくる!危機感を感じると植物はがんばって子孫を残そうとするので、蕾をいっぱいつけるようです。
食べる分には、とうは立たない方がいい方がいいけど、種とりには、ある程度のストレスをわざと与えてあげるのがいい。その方が、いっぱいできるのだ。
ただ、気をつけないといけないのは、その種がほしい形質を受け継いでいるかどうかがわかりにくいこと。条件が悪くても根っこがちゃんと育っていればそれだけエネルギーのある種だということが言えるのだけど、環境が悪くて育ってないだけなのか、形質を受け継いでいないのか、見分けがつかないのです。逆に、ほくほくの土でそだったカブは、本来できない子でも、できちゃうので、本当にスゴイやつかどうかわからなくなる。
形質の遺伝は母方が強く、耐性や食味なんかは父系の遺伝が強いらしい。
なので、形のいいものを母に選んで、悪い条件でもぐんぐんそだって種をいっぱいつけているエネルギーある株を父に選ぶのがいいかもしれない。
食べる野菜の育て方と、種をとる野菜の育て方、違うんだなぁ。。
まだまだ、勉強中なので、割り引いておいてください・・・。
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ここに書いてある、学んだことって基本師匠から教わったことなんですか?
返信削除もし良ければなんですけど、本で学んだことや、師匠から教わったことの裏付けとなる理論等あれば、ブログ中にソースを載せて頂けたら読者の僕も、とっても勉強になります。
コメントありがとう。師匠から教わったことです。裏付け・・・というか、これまでの経験のようです。
削除これから本で読んだことについて書く場合はソースのせるようにします!さすが院生!
はじめまして、
返信削除日本ミツバチばちを検索していて
たどりつきました。
私は、舞鶴在住ですが、
舞鶴かぶなど知りませんでした。
思わず、みいってしまいました。
頑張ってください。
良ければ、ミツバチ見学させて
ください。
それでわ。失礼します。
上羽正裕