2013年8月1日
きゅうりの種採り
今年は、薦池オウギウリの種がいっぱいとれました!!めちゃうれしい。
さて、ウリ科は、子房下位といって、花の下に実がなります。「偽果」といいます。
ちなみに、ナス科は、子房上位。花びらの上に実がなり、ガクがヘタとして残ってますね。
キュウリは、カボチャもそうですが、いくつかの子房室に分かれていて、ちょうど分け目のところで切ると、種を傷つけなくてすみます。
どうやって分け目がわかるかというと、
こちら。右の表側をみてください。
筋が入ってるでしょ?
ちょうど筋の所を切ると、上の写真の溝ができた部分に切り目が入るので、種をちょうどさけて切ることができます。
これ、ちょっと早すぎたかも。
下の方が大雨で腐りかけてたので、収穫してきましたが、
本当はもうちょっと追熟させるべきでした。
果肉をとって、
このままだと、種子に包まれてるヌメヌメした胎座がとりにくいので、1晩常温おいておくと発酵して、ぶくぶく泡がでてきます。
すると、あら不思議。 つるっととれます。
発酵は、胎座がとりやすくなるだけでなく、殺菌の効果も。
あまり水につけたままおいておくと、発芽しちゃうので、置きすぎないように。
水につけ、軽いものは捨てる。(「水選」といいます)
きゅうりは、単為結果といって、受粉してなくても、花粉が付いたら実は大きくなるけど、 種が入らないものもあります。
受粉した花粉の分だけ、一つ一つの種になっていくので、
種取りが目的の場合、しっかり受粉させる必要があります。
きゅうりを食べる分には何も問題なですが・・・むしろ種ない方がいいですね。
あとは、乾燥させて、発芽試験・・・
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