2012年8月3日
豆の品種の違いによる植え旬
ここらへんで三度豆と呼ばれているのは、多分「金時豆」のことだとおもう。そして寺豆という真っ白のインゲンは、多分「白いんげん」。この2種類の種を地元の方にいただき、そして、北海道産「うずら豆」を5月上旬に蒔きました。
三度豆 |
すると、三度豆はいい感じに収穫。うずら豆もちょっと草勢が強かったけど、無事収穫。寺豆は、ツルボケして全く花がさきませんでした。
それをみたおばあさんに笑われました。
つるぼけした寺豆 |
- 三度豆(ツルなし・矮性)・・・5月中旬、(三回まけるから三度豆)
- 寺豆(ツル性)・・・梅雨あけ
- 七夕豆・祇園豆(ツル性)・・・7月頃
- うずら豆(ツル性)・・・5月上旬
おなじツル性でもまき時が違う。同じ品種でも、早く咲いた株から選抜した種と、遅くまで成る株から選抜した種では成長が変わってくる。これは、見た目ではわからない。
種を購入したらパッケージに蒔き時が書いてある。早生・晩生がわかるようになってる。
人づてにもらった種の場合、よくわからない。その土地の人がやってることをよく観察しなきゃならない。
ま、人がやってることを見てなかったわけでなく、、、ただ、やってみたかったのである。「植え旬」をあえてはずすとどうなるか。「案の定・・・」と笑われることになったのであるが・・・・vV
「三度豆は7月に食べるもの。寺豆は11月に食べるもの。」
何をいつ食べるかが蒔き時のヒントとなるのだ。
当たり前かもしれないけど、農と暮らしの文化は密接に関わってる。これはおもしろい!
種苗交換などで見ず知らずの人に種をあげる時は、注意しないといけない。ところ変わればこういうことが把握できないだろう。
いつ蒔いたらどういう成果があったのか。最適な蒔き時はいつなのか。記録を残しておくことが必要。そして、パッケージに栽培方法をしるしておく。家庭菜園の自給用に自家採種するならいいけど、人に配るには、ここまでできるようにならないとなぁと思う。
さて、早く蒔きすぎるとどうなるかわかったので、次は、遅くまきすぎるとどうなるかやってみようか。
「あの子、若いのにボケてるのかしら?今頃蒔いて・・・。」
道行く人の反応もまた「いとをかし」である。
※ひょうご在来種保存会のインターネット放送局で、七夕豆をそだてるおばあちゃんのインタビューをみつけました。
地豆はおもしろいですよ~
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