2012年11月15日
うらにしとブリおろし
山陰地方独特の気候で「うらにし」というのがある。天気がころころ変わって、晴れてたかとおもうとどしゃ降りになったり、山の裏の天気は読めないという意味らしい。
山陰ではさらに、「牛の前半分は雨だけど、後ろ半分は晴れてる」という言い回しをするそうです。
日本で雷の多い地域は日本海側に集中しているのだそう。
そして、それは、穀倉地帯につながる。
「稲光(イナビカリ)」とは、稲にとっては太陽。窒素固定してくれるうれしい光なんですねぇ。
前回記事:
丹後は雷龍(ドゥルック・ユル)の国だった
昨日は、大雨で、雷がすごかった。
あぁ、またこの季節が始まったなぁ~
ちょうど、一年がたとうとしている。去年の今頃、ここに来たんだなぁと思い出す。
ブータンの雷龍を思い出す。
どんなにひどい稲妻も怖いとは思わない。ただ、懐かしい。
きっと、この雷鳴を聞くたびに一生ずっと懐かしい。
それはそうと、この雨では農作業ができない。
タキイの採種農家さんは、キャベツの定植ができないと嘆いていた。
一方で、稲に恵みを与えてくれる雷は、漁師にとっても嬉しい轟なのだそう。
「ブリおろし」
海が荒れれば、定置網に魚が追い込まれる。
ブリが入る確率が上がる。
ブリ株で繁栄した伊根では、「ブリおろし」は、神の恵み。雷は神ナリ。
田舎にいると、こういうすべての自然現象が面白い。
気象を読むことの大切さに気付かされる。
自然を観る力。それは生きる力。
勉強中です。
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