2014年6月21日

やさい図鑑 vol.1 セリ科のなかま

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葉っぱを見ると、作物が辿ってきた起源が見えてきます。


日本で古くから土着してきたミツバの語源は「満つ葉」。
密生して育つのが特徴です。




ヨーロッパでミツバといえばセロリ。

オランダ三つ葉ともよばれます。



競りあって育つから「セリ」。

セリ科は、水辺で自生していたもので、
学名のApium は、ギリシア語の「水」からきています。




古代ギリシャでは薬草だったセリ科の果実は、香辛料やリキュールにも使われてきました。

ソクラテスが獄死したドクニンジンは有名なセリ科の毒草です。

ちなみに朝鮮人参はセリ科ではなく、山菜でお馴染みのウコギ科。





そして、セリの乾生形態が人参。


野生のヤブニンジンをみていると、葉は大きく根は大きくならない。

湿潤な土壌から、乾燥地帯へと移る中で、ニンジンの葉は、蒸散を防ぐために切れ込みが深くなり、根っこが肥大したのです。


にんじんといえばオレンジですが、紫や黄色、黒にんじんまで、いろんな種類が出ています。

カラフルなサラダができそうですね。


白ニンジン、アメリカボウフウともよばれる西欧野菜のパースニップは、とっても甘くておいしいです。


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