2016年8月2日

京野菜のジーンバンク訪問;知られざる京の在来野菜

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京都府農林水産技術センタージーンバンクに行って来ました。
宮津の木子トマト、笠置三尺キュウリ、そして、谷ごとに姿形が違うと言われる多様な豆たち。知られざる「京の在来野菜」の姿がそこにありました。


まずは、レクチャーから。
「京野菜」とは何か?昭和35年にスタートした種子保存事業の経緯、新しく始まった京野菜として認定されている以外の野菜の発掘と今後の展開などなど、興味深いお話を聞かせていただきました。

京の伝統野菜 37品目
ブランド認定 13品目
準じるもの 3品目

<ブランド認定要件>
①イメージが京都らしい
②または販売拡大を図る必要があるもの
③かつ次の要件を備えているもの   
(1)出荷単位としての適正な量を確保できる   
(2)品質・規格を統一できる   
(3)他産地に対する優位性・独自性の要素がある


<府が指定した京の伝統野菜>

◎現存するもの(35種類)

辛味だいこん、青味だいこん、時無しだいこん、桃山だいこん、茎だいこん、佐波賀だいこん、聖護院だいこん、松ヶ崎浮菜かぶ、鶯菜、佐波賀かぶ、大内かぶ、すぐき菜、舞鶴かぶ、聖護院かぶ、みず菜、壬生菜、畑菜、もぎなす、賀茂なす、京山科なす、鹿ヶ谷かぼちゃ、伏見とうがらし、田中とうがらし、桂うり、えびいも、堀川ごぼう、柊野ささげ、京うど、京みょうが、九条ねぎ、京せり、くわい、京たけのこ、じゅんさい、聖護院きゅうり


◎絶滅したもの:郡だいこん、東寺かぶ




京都ブランド産品には野菜以外もあります。
丹波栗、京たんご梨、山の芋、それから、丹後ぐじ。

丹後メロンの追加など、その数は現在も増えているそうです。

ほ場見学では、いわゆる「京野菜」ではない、隠れた京の在来種も試験されていて、現原種の採種ほ場を案内していただきました。



万願寺とうがらしの種採り。つぼみの頃に花びらをめくり、人工受粉する。


公式には府のジーンバンクで保存している伝統野菜は13品目とされていますが、京野菜になっていない野菜たちが数多く眠っていたのです。そこには初めて見る野菜もあり、京野菜ブランドの説明よりも、わたしたちの関心は「知られざる在来種」に集中したのでした。


宮津市の木子トマト


「例えば宮津の木子トマトは、いまのトマトのように甘くなくて、売れなくなり、見向きもされず冷蔵庫に眠っていたものが、最近、復活したんですよ。その種を昭和30年代に提供してくださった方は今もお元気で、昔のお話の聞き取りもさせてもらってます。」

と、園芸部の三村さん。

コレクションされた種のうち、ブランド産品を重点的に園芸部で系統維持しているのですが、薦池大納言や集落ごとに異なる多様な豆類など、畑部で保存している種もあるとのこと。



九条ねぎの採種ほ場

海老芋2号





兵庫の農家さんがもってきてくれた本田ウリの試食。




木子トマト、三尺きゅうり、佐波賀かぶ、そして舞鶴かぶ・・・それぞれの産地で今、新たな京都の在来野菜復活の動きがはじまっています。
(もぎなすをたくさんゲットしました。漬け物にしたいです。)



京都府農林センター園芸部HP
http://www.pref.kyoto.jp/nosoken/1259889954753.html


関連サイト
さいさい京野菜倶楽部 http://kyoyasai.kyoto

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