2018年8月13日

【中国フードツアー#04】お茶に酔う!馬連道究極のお茶ツアー

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馬連道茶城と陸羽像

3000軒のお茶関係店舗が連なる「馬連道茶城」

朝から約6時間、ふらふらになりながら15種類の茶を飲み続けるという究極のお茶ツアーに参加してきました。


茶馬古道が茶を運んだ道なら、「馬連道」は全国の茶が集まる集結地。いわば、「茶の築地市場」だ。約3000件の茶問屋、茶菓子、茶道具、パッケージ屋さんまで、茶に関するあらゆる店がずらりと並ぶ路地は圧巻。


もちろん、一人でも回ることはできますが、つてが無いと、もはやどこに入って良いかわからない。しかも、5階建ての同じような問屋のビルが、複数ある感じだ。デパートのように並んでる市場もあれば、日本の卸売市場のように路地裏に並ぶ市場もある。ガイドさんに頼んでおくとスムーズに回れるのでオススメです。


座学

まずは、茶の知識を学ぶ座学から。
6大茶の生育環境から加工、健康への影響(陰性か陽性かの分類)に始まり、加工方法や気候が茶の味にどう影響を与えるか、飲み比べまでと、かなりマニアックな内容。ブレンドによって陰陽バランスを変える方法、茶種の違いによる保存方法や茶器の選び方、紫砂(茶器)の目利きなど、質問が飛び交う。

資料で勉強中

1軒目。安徽省、杭州のお茶を専門に扱うお店にて、緑茶の勉強から。
1つ目のお茶は黄山毛峰の野生手もみ&栽培種を飲み比べという、いきなりマニアックな試飲から。
緑茶の飲み比べ
龍井、太平猴魁と続く。
太平

続いてのお店では黒茶について。
こちらは雲南のお茶を専門に扱う。


生普洱と熟普洱の飲み比べに始まり、保存期間の長さによる味比べも。


生普洱と熟普洱の飲み比べ
後発酵が与える影響について比べてみる


新鮮なお茶を好む日本の感覚とは違い、保存期間が長ければ長いほどビンテージものになるプーアール茶の世界。20年後、娘の学費にと、貯金のようにプーアール茶を買っておくのが伝統なのだそう。

古いものだと、よくある煎餅状の1包で20万円ほどになることも。そんな包みがずらりと並んであるのだから、プーアール茶を扱う問屋は古物商のような感じですね。


育った環境を聴きながら飲む

最近では、プーアール茶ブームも落ち着き、白茶のコレクターが出てきたり、白茶の価値がどんどん上がっているとか。これからの時代は白茶で学費を貯めるのでしょうか?15年ものの白茶を飲ませてもらいました。

他にも、雲南の野生の紅茶や、湖南省の団茶、岩茶、ラプサンスーチョンも出て来る。



3軒目は、いろんな茶種が集まるという福建省のお店にて白茶、ウーロン茶、ブレンド茶について。福州は、白茶も烏龍茶も有名。ジェスミンティーも福州が主な産地なのだとか。
人参烏龍茶
石ころのようですが、茶葉が広がるとお茶だったことがわかります。
プーアールと菊花茶

もはや、居酒屋のはしご状態で各地方の代表的な問屋をまわっていくのですが、「茶に酔う」とはまさにこのこと。3軒目にはふらふらに。


日本人はぼぼ来ないらしく、「日本人はすでにお茶のことは知ってるから興味がないのでは?」とガイドさん。いやはやこれは日本人でもマニアックですよ〜!!また、お茶のコレクションが増えました。


ツアーを主催するチーム「胡同」では、茶や食のツアーを中心に、お茶のパッケージデザインや商品販売もお手伝いしているそうです。少数民族のお料理も日替わりで習えるので楽しみ。

ツアー参加者たちと

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