2020年5月31日

羽釜で焚く草木染め教室

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今日は東南アジアで染色を教えていたるりさんに草木染めを習いました。
流水舎 北代るりさんのブログ「旅といろ」
http://rurilapis.blogspot.com/

媒染液の作り方や繊維とアジア諸国の植物の知恵のお話を聴きながら植物採集。


日本最古の古道、山の辺の道があるうちの周りは4世紀の古墳がたくさんあり、開発禁止エリアなので、街中にありながらも里山の風景がのこっています。古墳周辺は絶好の草刈りポイント。今の季節はよもぎがとてもいい色に染まるとのことで、よもぎを採集してきました。




まずは羽窯で染液づくり。よもぎをぐつぐつ煮出していきます。


鉄媒染は、酢と鉄釘を混ぜたものでオリーブ色に。ミョウバン媒染は黄色になります。


よもぎをザルで漉して、染液に布をいれます。20分煮る。沸騰するとすぐに溢れてしまうので、火を弱火で持続する加減がなかなかむずかしい。おくどさん料理と同じ要領で、はじめ、なか、おわりで薪炭材を変えないといけない。煮物と同じで、火を止めてから冷めるまで浸しておくことでじわじわ染みていくそう。
(絹は動物性タンパク質があるのでそのままで染まりますが、麻や綿は呉汁で下地処理してあります。下地処理のやり方も国によっていろいろあって染色民俗学を考えるのも面白い。)



アベノマスクも草木染め。


アベノマスク解体。なんと12重!


ランチはそば粉でガレット作り。これが難しい。薄く広げないとただのクレープになる笑。お庭で採れたえごま、ルッコラ、パセリ、トウキをトッピング。




同じ染料でも、媒染液や布の材質によって様々な色に染め上がりました。





人を集めてイベントをやるというより、暮らしの中に草木染めがあり、大工仕事があり、薬草や発酵があり、エディブルガーデンがあり、毎日がスペシャルであればいいなと思います。それがコロナ時代の楽しみ方なのかも。

黄緑色に染まった作業着を着て今日も作業。来れる日を連絡もらえたらいつでも参加できるスタイルです。興味ある方はまた個別にご連絡ください。

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