2013年1月1日

琉球植物探訪(4)沖縄にある2つのヨモギ

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あけましておめでとうございます!
今年初めの記事として何か植物を・・・と思った時に最初に出てきたのはヨモギでした。
小さい頃、おばあちゃんと土手につくし採りに行く際、ついでに持って帰ったのがヨモギの新芽でした。
 
そして、2012年。
徐福が不老不死の薬として探し求めていたという黒茎のヨモギの伝説に出会いました。
伊根の新井崎に徐福先生が蓬莱庵を開かれています。
「蓬」は、蓬莱の「蓬」と同じ漢字ですが、中国では「艾(モグサ)」 と書かないと通じません。
どうして、「蓬」という文字が使われるようになったのでしょう?



徐福先生が育てられているという黒茎の蓬をサンプルとしていただいて、いろんなところで聞いてみたり・・・大半は、 伝説の話でしょ?と笑われたり、面白いね、と言って分かる方を探してくださったり。いろんなエピソードがあった植物でした。

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ヨモギ 蓬、フーチバ、モグサ
キク科ヨモギ属
英語 Japanese mugwort
学名 Artemisia indica var. maximowiczii
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さて、ヨモギは、学名がアルテミシア、ギリシア神話の月の女神、アルテミスから名づけられたといいます。ヨーロッパにもアジアにも、約250種(日本に30種)ある身近な野草です。

沖縄のヨモギというと、主に2つの品種があって、一つはフーチバーと呼ばれる、よくお汁に入っているニシヨモギ(Artemisia indica Willd)。


そして、リュウキュウヨモギArtemisia campestris L.は、ニイタカヨモギとも呼ばれ、葉はディルのように細く、見た感じ、カワラヨモギ Artemisia capillaris Thunb.に似ています。

全草を乾燥させて、日陰干しにし、ジュズダマやウコン、フダンソウの乾物とともに煎じて服用するのだそうです。



沖縄の直売所には、ヨモギ(フーチバ―)がならんでいます。
こちらでは、普通に生葉を食べるんですね。ちょっと苦みが効いていて香辛料として利用するのもありなんですね。ヨモギの使い道として新鮮な発見でした。

沖縄薬草データベースのHP


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