2023年10月25日
台湾植物紀行:オンラインで巡る森と共に生きる暮らし
自然との共生をテーマにしたアジア民族の知恵を学ぶ旅、「Asian Foodlore Journeys」。2015年から台湾原住民族の村にて植物利用の調査をしています。今回の渡航では、タイヤル族、アミ族、タロコ族の村を訪ね、暮らしに植物を取り入れる知識を学んできました。
特に興味深かったのは、「吃草民族」とも呼ばれるアミ族。彼らは、世界でも類まれな植物知識を有するとされ、200種類の植物を利用し、100種類以上の野草を常食しています。食用だけでなく、薬や染色織物としても植物を用いる彼らの生活は、まさに自然と調和した豊かなものでした。そんなアミ族の集落に滞在しながらその暮らしに密着してきました。
この度、台湾の植物と民族の知恵に焦点を当てた電子書籍「台湾通信 No.2:植物を探究する旅」を発行することになりました。これにあわせて開催するこのオンラインセッション&交流会では、台湾の自然と文化、そして人々の暮らしに迫ります。
さらに、特別なオプションとして、台湾から選りすぐりのお土産もご用意しておりますので、是非お楽しみに!
🌿日 時
2023年11月26日(日)20:00~21:00
※アーカイブ配信あり
🌿内 容
台湾原住民族(タイヤル族、アミ族、タロコ族、パイワン族、ルカイ族、客家)の村での植物調査のお話。
台湾での植物の利用法や、生活に取り入れるためのポイントを解説します。特に「吃草民族」と呼ばれるアミ族の知恵にクローズアップします。
台湾で植物について学び、体験できるおすすめの場所を紹介します。
Q&A: 台湾と植物について、聞いてみたいことにお答えします
🌿料 金
台湾通信のみ 1200円
台湾通信+お話し会参加 3800円
台湾通信+お話し会+お土産付き 4600円(送料込み)
<お土産のオプション>
電子書籍でも触れている客家の保存食や台湾漢方をお送りします。
各オプションは先着10名様限定となります。
A:梅乾菜(客家の保存食 レシピ付き)10名
B:羅漢果のお茶(のどの調子を整える漢方茶) 10名
C:台湾薬草の入浴剤 (艾納香 or 茉草&芙蓉) 各10名
入浴剤は2種類あります。
・艾納香 :「大風草」とも呼ばれるタカサゴギク。台湾では産後ケアや生理痛にも使われる女性に人気の漢方薬。効能は温中活血。(キク科なので、キク科アレルギーの方は避けてください)
・茉草&芙蓉:台湾では、邪気を祓い浄化する植物として知られる「小槐花」は、「抹草」「魅草」とも呼ばれています。効能は清熱・瘀血。
🌿主催者
前田知里(里山文庫)
オランダワーゲニンゲン大学で有機農業を専攻。在学中ブータンGNH委員会の国家プロジェクト国土100%オーガニック計画に参加し、半年間で60人の農家にインタビューする。自然とともに生きる民の「伝統的な知識」に感銘を受け、台湾の原住民集落をはじめ、アジアの農村を訪ね歩き、古老から伝統農法や薬草、発酵の知恵を学ぶ。帰国後、奈良で古民家を改修し、民族植物と食の実験室「里山文庫」をオープン。食と農をテーマに暮らしの知識を伝える教室を開催している。全国通訳案内士(英語・中国語)/ 旅行業第3種登録
🌿お申し込み方法
peatixのイベントページにて受付中。
https://peatix.com/event/3741104/view
<台湾通信について>
台湾通信 No.2:植物を探求する旅
~フォルモサ・ボタニカ ─ 台湾の森と植物のある暮らし~
全32ページ
PDFデータで送付
もくじ
1. 台湾の歴史と植物文化
・青草と生薬
・台湾の地理
・台湾湯めぐり
・ローカル市場
2. 植物と人間の関係性
・食用
・儀礼・儀式
・医療用
・染色工芸
3. 16の原住民紹介
4. エリア紹介
・台北エリア:薬草街と迪化街
・コラム:台湾の青草と薬膳食材
・台中エリア:中医学とオーガニックを学ぶ
・コラム:客家の植物利用を学ぶ旅
・台南エリア:植物のアトリエを体験
・屏東エリア:ルカイ族の石板屋にステイ
・花蓮・台東エリア:アミ族の暮らしに迫る
5. 原住民の植物利用
・食べられる植物
・アミ族の薬草学
・草麹づくり
・染色織物
・工芸植物
6. レシピ
・アミ族のレシピ
・タイヤル族のレシピ
「台湾通信Vol.1 台湾茶を訪ねる旅 」はこちら。
https://satoyamalibrary.stores.jp/items/5e44938594cf7b127088c27a
🌿 注意事項
データでの送付になりますので、資料送付後はキャンセル不可になります。
参加できなかった方は後日映像をお送りします。
台湾通信 No.2 サンプル
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