2012年1月2日

生け花教室

0 件のコメント :
新年の手習いとして、生け花を習いました。

生け花は宇宙の成り立ちを現わす「天」「地」「人」の3点の型から成ります。

生け花の世界では、万物はすべて「陰陽寒暖」という二元対立する理に応じて変化すると考える陰陽説に基づいて、「虚実の理」により「和合」を整えるのです。
つまり、草花を自然の状態から、淀んだ地気の濁りを切り取って、自然の動きを制止させたものを「虚」として見せることで、おもてなしをするわけです。

このためには、自然の働きを深く知る必要があります。
陰陽説によれば、「天」つまり「陽」の気をうけたものは左旋し、「地」つまり「陰」の気をうけたものは右旋します。なので、地に「陽」エネルギーが満ちる冬至から春分にかけて生えるものは左旋、「陰」のエネルギーが満ちる夏至から秋分にかけて生えるものは右旋するのだそうです。
「天」には終わりがなく円を描き、「地」には東西南北がある。この考えを「天円地方」と呼んでいます。


植物の顔には「表」と「裏」があります。
太陽に向かって生えている方向を「表」その後ろが「裏」です。

①表を円の中心に向かうように、「体=天」、「用=人」、「留=地」の順番に10:7:5の高さになるように、生けていきます。「体」には、すーっと天高く伸びるものを、「用」の位には、生き生きとしたものを配置します。
②次に、添えとよばれる、体、用よりも少し低いものを手前に足していきます。
③最後に、間にさらに低いものをさしこんでいきます。


それと、もうひとつ重要なのは、花器に合わせて見せ方を変えることです。
ほっそりとした花瓶には、すらっとなるように生けるけれど、平べったい水盆には、広がりを持たせた方がバランスよく見えます。


中央に寄せる
角に「用」「留」が来るように広がりを持たせる

最後に、集大成として、どんな花器にも生けられる応用力をつけるため、あえてここは「タジン鍋」を使ってみました!! こんなアホなこと考えるのは私くらいだ、と母に褒められ?(呆れられ?)ながらチャレンジ。

じゃーん、これが、タジン生け!!なかなかイケてる??? 

これから、ゴボウやらミニトマトなんかの野菜を題材に盛り花してみたい!と言うと、「それはもはや、生け花じゃなくて、串刺し野菜の域やろ!」とのつっこみをうけ、「串花」と妹に命名されてしまいました。
前田知里の新年の挑戦は続きます。こうご期待っ!

タジン生け










0 件のコメント :

コメントを投稿