2012年12月23日
野菜ハウスの建築@雲原
福知山市雲原地区では、野菜の直売所を建てようと集落のみなさまで自作されています。雲原出身でたまたま通りかかったというおばちゃんは、
「こんなん見たら、だまってとおりすぎられへんわ。」
と、デッキブラシで、土壁のついた杉材を磨き始めました。
がんばってる様子をみた集落の方が次々に参戦。
集落のみんなでこういうことができる協同の形は本当理想的です。
杉材の柱、藁を練った土壁、ピザ釜、水車でつくお米、次は何をつくろうと、いきいき語られている姿が印象的でした。
みんなの家作りに挑戦するのは、素人の左官たち。
マサ土、腐った藁、砂、水、セメントを耕運機で混ぜ合わせます。
プロの大工はいない。
委託でやってもらうのではなく、自分の居場所は集落のみんなで建てる。
廃校の廃材を利用して、資金を出資で集める。
「土は呼吸してる。土壁の家は生きてるんよ。腐った藁でないとだめ。」
失敗から学んだことだった。
土壁にとって藁はつなぎの役割を果たす。
藁を入れた壁と入れない壁ではこうも違う。
藁を入れなかった壁藁を入れた壁
ワークショップには、11月に雲原に移り住まれた吉田美奈子さんも参加。
吉田さんは、田舎に雇用の場をつくる地域づくりに関わりたいと移住を決意。
石釜作りワークショップに、空家を活用した共同の場所作りなど、さまざまなイベントを企画されています。
建築ワークショップの日程はアップされており、だれでも参加可だそうです。
何よりすごいのは、退職されたお年寄りたちがほとんどなのに、facebookを使って連絡をとりあい、情報発信をされているとのこと。前衛的な集落です。
建築に興味ある方、とにかくひまな方、ぜひ一緒に建てましょう!
雲原案内所のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/fmyostaff
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