2013年10月13日

葉の形を見て、交雑している大根を間引く

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在来種の野菜を育てていると、やはりばらつきがでる。
きっちり固定されたF1と違って、多様な形態をもつ在来種。
旅するごとに、地域に根差して形を変える在来種。

とっても味があっていいのですが、形質を維持するのが大変。

これは、間引きした五木赤大根



葉を見れば、交雑してるものは大体分かります。

一番右は、丸葉になってる。
根の色は、白、紫があり、葉柄まで赤いものや、葉柄は緑のものがある。

五木赤大根の葉は、冷たい風にあたると色が紫に変色するのですが、 これも、変色しやすい個体、しにくい個体がある。

前回記事:
ダイコンの葉も紅葉する?!
五木赤ダイコンは根も葉もトウも赤い!

こんな感じで、秋からちょっとづつ紅葉していきます!




形質を均一にもっていくためには、まず第一段階の間引きの時に選抜できます。


葉柄まで赤いものは、根の色も赤くなってるはず、とか、
葉が丸いものは、五木赤大根らしくないぞ、とか。

間引きでは根が確認できませんが、あとは11月くらいに、根が大きくなってから引っこ抜き(母本選抜)、根の部分の形質を確認。採種場に植えなおします。



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