2013年10月27日
広島農業ジーンバンク訪問
お米の勉強会2日目。(財)広島県農林振興センター農業ジーンバンク を訪問してきました。
先日、貴重な種を送っていただいたので、交換になるようなものってなんだろう・・・?
貯蔵されてないものを探すのが大変~!
頭を悩ませたあげく、ぺちゃ豆やら、ブルーコーンやら、コヒメウリなど、自家採種の「テダネ」をいろいろと持参してみました。
さっそく、冷蔵室から見学。
マメだけで棚いっぱいにビンがずら~っと並んでます。
平成8年時点で、「1万6千点の作物が保存してあります。」と書かれているので、いまでは、もっとたくさんの種子が保管されているのだと思います。
これほどのデータをどうやって保存されているのでしょうか。
冷凍庫は頻繁にとりだすもの、長期間保存しておくものは部屋がわかれていました。
●長期貯蔵庫・・・永年保存用として-10℃に保ってある。でんぷん質種子の場合、数千年生きる。
●配布用種子貯蔵庫・・・-1℃、湿度30%。5年に1回、発芽率、含水率を検査する。
●栄養体貯蔵庫・・・球根、イモ類を保存。1℃~5℃、湿度30%。
広島農業ジーンバンクの貯蔵室 |
長期貯蔵の種子は、真空封缶機で密封。
中期貯蔵の種子は、PET樹脂容器で保存。
品種特性、保存場所、数量、発芽率、配布リスト、出入情報、などが一括で管理できるコンピュータシステムになっているようです。
そして・・・
実際に収穫された種の調整作業中の様子を見ながら、質問タイム。
日本の品種のみならず、イランの小麦、タイの豆など、めずらしいものも。
ちしゃの種 |
スズメカズラ |
裸麦 |
なすの種乾燥中。
なすの種の水選中。
いろんな質問で盛り上がりました。
これだけの作業をほとんどおひとりでされているとのこと。
しばらく滞在してお手伝いしながらもう少しお話を聞きたいくらいでした。
先生の本。
船越建明「野菜の種はこうして採ろう」創森社、2008年
[主なもくじ]
自家採種の技術を次代へ~序に代えて~
種採りの世界(4色口絵)LIFE SEED GRAFFITI
第1部 種採りの基本と心得
第2部 採種栽培と種の採り方 ほか
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