2013年11月30日
村のじぃちゃん、ばぁちゃんたちと種会議(2)世屋高原「はなうた」さんの雑穀をたずねて
村のおじぃちゃんとおばぁちゃんを訪ねる旅。名付けて「おばぁちゃん会議」私はおばぁちゃんっ子だったので、ばぁちゃんの話を聞くのがすごく楽しい。
種仲間たちと、宮津は世屋高原の集落を訪ねました。
案内してくれたのは、集落に移住し、紙漉きをするアーティスト「いとをかし」のあゆみちゃん。
いとをかしのファンページ
和紙の文化を受け継ぎながら、消えつつある村の雑穀栽培をおばあちゃんたちから学び、加工グループ「はなうた」を立ち上げる。
加工グループ名の由来となったのは、同じ村出身で、同じ村へ嫁にいき、
家族よりも、だれよりも長く人生を共にしているという、90歳のはなさんとうたさん。
「はなさん」「うたさん」で「はなうた」
この名前からして想いが伝わってくるようです。
収穫されたアワ |
ずらりとならぶカラフルな雑穀たち。
ウルチの「タダアワ」、モチの「モチアワ」
ピンクみのかかった「ムコダマシ」
穂先がネコの手のように5つにわかれてる「ネコノテ」
アワがこんなにいろいろあるんきゃ!
70年アワを作り続けてきたおばぁちゃんたちが、物珍しそうに手に取って見つめる。
左がはなうたさんのアワ、右がネコノテ |
黄金色のあわもちです。
昔は、下世屋では麦ごはん、松尾ではアワご飯だったそうです。
同じ世屋でも、集落によって作る作物が違うんですね。
集落内でも違うので、全国には、ほんとにいろんな種類の雑穀が残ってる。
そして、そのほとんどが消滅してしまったか、消滅の危機に瀕している。
五木村でも、標高や土にあわせて品種を変えていました。
土がつくる風土。
知れば知るほど面白いなぁ。
タカキビは粉にひいて、団子をつくる。
タカキビは渋みがでるので、1週間水に漬けておく。
すると、赤い水が出る。(写真:五木村のタカキビ)
この多様性をどのように守っていけばいいのか。
米食、パン食が当たり前となった今、必要としてもらえるのだろうか。
おばぁちゃんたちがひっそりと守り伝えてきた手種(テダネ)や、文化のことををもっともっと知りたいなぁ、と思った「おばぁちゃん会議」でした。
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