2020年1月19日

ならいごとの旅 in 台湾(14)「医食同源」台湾の薬草文化

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薬草(青草)のお店やカフェがどんどんオシャレになって面白い台湾。日本では薬事法の関係で使えないものも、普通にカフェや屋台でも食べられるし、食材として分けてもらえます。
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「薬と食の境目?台湾ではないかな。医食同源だから。あえて薬膳って言わないよね。自然に料理に使ってる。」とのこと。
台湾では普段の暮らしに普通に溶け込んでいる文化なのでした。

いくつかのお店で使い方を聞いてみました。トウキやどくだみ、仙草は知ってるけど、他は全く知らない草がずらり。選び方がわからないので、鍋とか料理に使える青草のオススメを聞くと、サンプルをいろいろといただきました。日本語での薬草教室もされていて、興味ある方は台湾に行くと学べます。

四物湯と四神湯の違いって?

台湾の屋台などで見かける2つの湯(スープ)。
四物湯は日本の漢方薬でもありますよね。血の巡りをよくしてくれる生薬で、体を温める効果があるので、秋から冬にかけてよく食べられます。生理後の補血として家庭でもよく作るとか。
ベースとなる4つの生薬は当帰、川芎、芍薬、大棗ですが、これだけだといかにもな漢方薬になっちゃうので、台湾薬膳の先生によると、桂枝、甘草、クコ、棗などを加えて食べやすくしているところが多いのだそうです。
四神湯は、疲労回復の民間療法。茯苓、蓮子(ハスの実)、淮山(ワイサン)、芡實(オニバスの実)で豚のモツを煮込んだスープ。薏苡仁なども加えて、春や夏の湿気が多い時に食べるものだそう。
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四物湯

台湾の薬草と中国語

中国語がわからないと、まず何に薬草なのかがわかりませんが、日本で使われている薬草は、生薬名を書けば通じることも。

よくみる台湾の薬草

九層塔 台湾バジル
魚腥草 ドクダミ
艾草  よもぎ
咸豐草 センダングサ
狗尾草 エノコログサ
紅田烏 ツルノゲイトウ
雞鵤刺 ノアザミ
白鶴草 ハッカクレイシ
洛神  ローゼル
抗菊花 コウキクカ
金線連 キバナシュスラン
鳳尾草 イノモトソウ
牛乳埔 イヌビワ
台湾の常用薬草についてはまたいつか詳しく解説したいと思います


青草カフェ&ショップ

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