2015年3月1日

聞き書き部合宿in奥永源寺「政所茶と生地師の里へ」

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「モノからモノガタリへ。」
どんなふうにかかわってきたのか。
時代とともにどう変わって来たのか。

聞き取りの中で生の声を書きとめる。
受け継がれて来たコトバ、そして思い。
生の声がキャッチコピーになり、地域の魅力になる。
聞き書きの中から地域の資源探しをしていきます。


前回の京都府笠置町・南山城村合宿に続き、第3回聞き書き部合宿は、政所茶と木地師の里として有名な東近江市奥永源寺へ行ってきました。



手仕事の伝統や暮らしの知恵を受け継いで行きたいと3人で始めた聞き書き部。
今回の会は、東近江市の地域おこし協力隊の方を中心に、滋賀県立大や八日市高校の協力により、総勢26名のメンバーが5グループにわかれて、2日間にわたる聞き取りを行いました。


今年オープンする予定の道の駅で出せる商品作りのための地域資源調査をかねたききとりとのことで、これまでにない本格的な規模になりました。



事前学習会では、聞き書きの基礎について勉強会。


酒盛り2連夜。すっかり家族ができたような食卓。



樹齢300年の木もある政所の在来茶。
30年に一度改植する宇治茶と違い、政所のお茶は何百年も前の姿で生き続ける。
全国的には主流のやぶきたは2軒だけ。
やっぱり在来種でないとウマく育たないのだと言います。



そして、山茶ならではの渋み。やぶきたには出せない味わい。
慣れ親しみ身に付いた感覚は、流通システムが変わり、
遠くのものが大量に入ってくる今でも変わらないもの。



山でとれた山菜のこと。
保存食の事。
水の事。
儀式の事。
生地師が使う木の種類と違い。
春番と秋番のこと。




5つのグループが聞いてきた内容を発表し合う。

むかしのコンパの話、「ちん」を作る女人禁制のお祭りの話。
それぞれのエピソードで盛り上がり、
シェアタイムもとても楽しい時間でした。


手前のやぶきたは雪にやられてしまったようです。
うしろの在来種の茶樹の方は回復が早いそう。
 



納豆づくり



聞き書きをしていると、30年ほど前にも、君たちと同じように都会から木地師のことを聞きたいと村にやってきて、しばらく滞在していたよ、と教えてくれた。

小椋一族というのは、木地師のルーツと言われている。
お茶と木の関わり。
とてもよいお話を聞かせていただきました。



木地師の工房


奥永源寺のみなさま、ありがとうございました!


次回は・・・
出町柳で合宿。次の予定について話し合う予定(たぶん)!

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【お世話になった皆様】
茶レンジャー https://www.facebook.com/YuZhiCharenja
奥永源寺地域おこし協力隊 https://www.facebook.com/okueigenji
八日市南高校 http://www.yokaichiminami-h.shiga-ec.ed.jp/news/
滋賀県立大学 http://ccdp.usp.ac.jp/index.php

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