2015年8月30日
足助聞き書き合宿(1)足助の里の手仕事を訪ねて
きょうと聞き書きの会のメンバーで先進的な聞き書き活動をされている足助を訪問してきました。
◎足助屋敷
足助屋敷は、11の手仕事を伝える生きた資料館。
機織りや五平餅作り等の体験学習を教えています。
鍛冶屋さんは普段は町でも開業していて、今でもて仕事が続けられていますが、のこりは、ほとんど消えつつある技術で、足助屋敷の職員として勤務するという形で手仕事を伝えられています。
番傘職人は、70代のお母さんと娘さん(50代)でやっていて、実際に、東大寺からの依頼で修繕をするなど、注文もうけているそうです。
「藁はやっぱり餅米がいい。しなやかで細工にむいている。」
わら仕事や織物などは、集落の中で実際に昔やっていたこと。
子どもの頃に経験しているけれど、生活の中ではもう実践されていません。足助屋敷で実演しながら、昔を懐かしむようにお話してくれました。
縄をなうおばあさん
牛がはく藁草履
おばあちゃんの機織り道具箱
手織り木綿のエプロン
「お客さんから教えてもらうことがたくさんある」
おじさんが以前、足助屋敷で勤めていて、引退をきっかけに、足助屋敷に来たという炭焼き職人さんにお話を聞かせてもらいました。
用途にあわせてつくる炭の種類
足助屋敷で炭を焼いていると、いろんな人から注文が入ると言います。
茶道の炭や、墨汁、うどんやさん、民家。
炭焼きが廃れてしまったからこそ、いまなお細々と続けている職人を探し求めて注文がくる。
クリや松は火力が強いので、鍛冶屋さんが使う。カシ、ナラはバーベキューに、ホウの木は、コンテになる。粉は墨汁になり、煙は木酢になり、灰は釉薬になる。炭焼きには何も無駄になるところがない。
茶道の炭は、表、裏で規格が異なる。ここにやってくるお客さんからいろんな用途を教えてもらっているのだと語ります。
消えつつあるからこそ希少な価値となり、必要としている人はどこかにいて、作ってくれる人を探し求めているのでした。
「輪積み」木を乾燥させる工程がまるでアート
穀物の保存
お蚕さん
*************合宿スケジュール****************
8月17日(月)
あすけ聞き書き隊との交流
おいでん・さんそんセンター
スモールビジネス研究会
千年持続学校
宇宙の家
8月18日(火)
足助屋敷
すげのさと
ながやもん
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