2013年1月20日

種とオーガニックについて語る会

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京都の自然食レストラン「モルフォカフェ」で種とオーガニックについて語る会を開催しました。

ビーガン(完全菜食)プレート

オランダの大学で有機農業研究をしていたころにであった方、丹後でであった方、種つながりの方、そしてそのお友達が来てくれました。
ここぞとばかりに、みな、オーガニックや種の話がはずむ、はずむ。

いやー職場とかで種の話をすると変態扱いされるんだよねー」 


おおお。めっちゃ同感!! 

「えっ、キャベツって花咲くんだ。」
とかだったら、まだかわいいけど、

とくに農家さんにはバカにされる。

ごくまれに、地元で自家採種された種がほしいという農家さんもおられる。

「本当は、日本で採取した種がほしい。在来野菜の種も、ほとんどが海外採種。やっぱり地で育ったものを作りたい。もし地元にそういうことをやってくれる採種農家がいたら、ぼくは買うなぁ。」


こう言われたのは、プロの有機農家さん。
その言葉をきいてすごくうれしかったです。


「有機農業の種」 は最近日本でも販売される業者が数多くでてきました。
その多くが海外もの。

ちょっと脱線しましたが…
こんな話を共有できる仲間は少なく、思い切り話せて楽しかった。
他の参加者も同じように感じていたようで、「わかる、わかる。」と

まぁ、こんな話で盛り上がるメンバーは相当、マニアというか、面白い人たちでした。


半農半養鶏を営んでる方が持ってきてくれた納豆のような藁に包まれた色とりどりの卵
青いのはアローカナなんだそうです。
いや、アローカナはmixiの農場ゲームでしか見たことありません、はい。
 
 


野菜売りのおばちゃんに学ぶ京野菜と種の話

京の野菜売りのおばちゃんからお話も聞けました。
おばちゃんおすすめのお雑煮大根、畑菜、ミブナがトラックの荷台に並ぶ。

すかさず、みんなおばちゃんを取り囲んで質問攻め。

「種はどうしてるんですか?」 

京野菜の種は、特に、プロの採種農家がいて、お雑煮用の大根、松ヶ崎浮き、畑菜なんかは、お得意先の採種農家さんから買うんだそう。

見学に行ってみたいけど、
京都ならではの「一見さん、お断り」なんだろうなぁ~

けど、ある意味、これが、一番確実な、自給体制モデルなのではないだろうか。
種苗交換会は各地で開かれているけど、京野菜の場合は、顔の見える範囲で種のやりとりが成り立っている。

ひょうご在来種保存会やたねとりくらぶ、山形在来作物保存会のように、オープンな種苗交換はないけれど。
農家さんと、その馴染みの採種農家さんとの取引。贔屓文化の京都ならではの種苗交換がなりたっているのではないだろうか。

色んな分野で活躍する人たちのお話が聞けて、とっても勉強になった一日でした。

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