2013年2月18日

サルシファイ(西洋ゴボウ)とパースニップの野菜炒め

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ひょうご在来種保存会のシャンデエルブの田中さんの農場で西洋野菜をいろいろわけていただきました。
田中さんは西洋野菜を専門に種採りされている方で、ひょうごの在来種保存会インターネット放送局第4回に登場されてます。
 

西洋ゴボウ「サルシファイ」を食べたことがありますか?
私は、これを食べてみたくて種を送ってもらったのですが、実際実物を食べたのは初めてです。

サルシファイは、オイスタープラント(植物の牡蠣)とよばれているようです
牡蠣の味がするのだそう。生でかじってみると、独特の甘い風味がしますが、カキの味かと言われると、ちょっと???でした。

ゴボウのアクは火を通すと、苦味が抜けて旨味にかわります。
私は素材そのままの味を出したい派なので、だいたい素揚げにしちゃいます。
サルシファイも同じようなもんだろうと思って、さっと炒めてみました。

ゴボウは、レタス、チシャ、アザミ、アーティチョークと同じキク科です。
見た目はぜんぜんちがうけど、茎を折ると、白い汁がでています。
チシャのチは、乳からきていて、語源は白い汁がでるからだそうです。ある意味、この白い汁がオイスターなのかもしれません^^
 



さて、おつぎは、パースニップ。
こちらも、あまりスーパーには出回らない西洋野菜です。
ユーラシア原産で、ギリシャ・ローマ時代にはすでに育てられていたそうです。
じゃがいもが伝わる以前は主要食であったという古い野菜ですが、今や、ヨーロッパでもあまり手に入らない野菜になってしまいました。

パースニップは人参と同じセリ科。
匂いをかいでみると、人参の匂いがします。
生でかじると、ニンジン。ちょっと甘味がつよいですが、変わるのは、火を加えてから。

もともと、ビート、てんさいと同じで糖源として加工に使われていたこともあるほど、でんぷん質が多く、冬に収穫するとめっちゃ甘いんです。
それを、じっくり火をとおせば、びっくりするほど、甘くてほくほくになるんですよ。
にんじんでは、これほどホクホク感がでないので、 はじめて食べたら「なんじゃこりゃ!!」って叫ぶに違いないです。
 


 サルシファイとパースニップの野菜炒め

 

味付けは、油、塩、しょうゆ少々。 これだけ。
野菜の味が引き出されるので薄味がすきです。

(見た目わるいけど、きにしないよーに。)

カリカリした食感のサルシファイとほくほくのパースニップがマッチしてびっくりするほどおいしいです。パースニップ育ててみたくなりました。


 

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