2013年8月18日

種に選ばれるということ

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これ、何の種でしょう?


 ②

 ③
 ④


①まめ、②そば、③畑菜、④ガーデンクレス


野菜の種のコレクターの私は、どこのだれだれさんが面白い野菜作ってるよーという情報をもらうたび、人里離れた山の中へ入っていくのですが、基本的に、「種をください」とは言わないことにしています。


それは、「種は人を選ぶ」から。

なりゆきで、もう育てる人がいないから、育ててみるかい?と渡されることもある。
そのときは、「種を受け取った=志を継いだ」ということだと考えてます。

女たちが自家採種で種を採りつづけてきたのは、先祖代々の家庭の味を守るため。
故郷を離れる時には、種を嫁入り道具として持たされ、嫁の仕事として種を継いできたわけなのです。


それを思うと、自分の手におえない種を無駄にもらってはいけないと思う。

ほんとうに育てたい!と思った種は、まわりまわってやってくるもの。
あぁ、あの時ほしかった種だ。また、会えたね。
と。その瞬間がじーんとくるんですね。


なので、少し考えを改めました。
種苗交換会で軽く種をもらっていく人には、大切にされないんです。
思いを受け継いでくれる人かどうか、郵送で送るのではなく、その地域も人も好きになってもらえる人に種を譲りたいなぁと考えてます。

顔の見える身近なところで、たねとりの仲間を増やしていきたい。
今はそう考えてます。


・・・なんだかんだ、種専用の冷蔵庫に入りきらないくらい増えてきました^^



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