2012年3月30日
佐藤初女さん講演会
宮津市北野屋旅館で開催された佐藤初女さんの講演会に行ってきました。初女さんは、龍村仁監督の「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第二番」に出演された食養家。
青森の自宅で「森のイスキア」と称する悩める人たちの癒しの場を作り、食を見直すことをそっと伝えている。
「私たちは食に生かされている。調理する姿に人の生き方が現れる。」と初女さんはいいます。
その場限りでさっと手抜きする人は、生き方もそう。食べ物と暮らしはつながっている。
初女さんの「食に手をかける」というのは半端ない。
料理のコツは、水切りに時間をかけること。じっくり味をしみこませること。
- キャベツを湯通ししたあとは、タオルで一枚一枚葉をふきとってからいためる。
- おにぎりはまな板の上にまず1つ1つ広げ、水分をとってから具をいれる。
- のりは正方形にきり、ちょうどご飯がぴったり隠れるように表、裏一枚ずつ。
- ラップを使わず、タオルで包む。
小さな気遣いで味がぜんぜん違ってくるのだそうです。
こういう小さなことに手をかけることって実際問題めんどくさいと感じてしまう。
だけど、ちょっとしたこと、人は見てるもんなんだよなぁ。 あ、これはちゃんとやってるな、って違いは伝わるんですね。
これはまさに今、田舎暮らしを始めて感じたことです。
初女さんのお話はなるほど、と思ったのだけど、実は、先生は自分の身近にいたんです。
濃い田舎のつきあいの中で学ぶこと。
自然が教えてくれること。
たくさんあります。
昔の人は暮らしの知恵をどこで学んでいたかというと、婦人会だったのだそう。
若嫁たちが年長者から料理や生活のマナーなどを学ぶ会があった。
今や、少子高齢化でほとんど活動ができていない。
すごい残念。
というわけで!
「田舎女子磨きのための手習い塾(仮)」をつくりたいと思います。
講師は地元の料理人や職業人たちにお願いしようと思ってます。
第1回目は、春の食材、山菜、旬の魚介類を使った料理をプロの料理家から学ぶ予定です。
会費なし。だいたい月いち。
講習後はうちで飲み会、もとい、料理披露宴。
日程はやりたい人で相談。
材料費など経費は割り勘でゆるーく、やります。
他にもいつもメーリングリスト(ML)でイベント情報などを流しているので、よかったら連絡フォームからメルアド登録してください。
※すでに知り合いの方には強制的に送らせてもらってます。あしからず・・・vV
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