2012年9月5日

薦池に伝わるオウギウリの種

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じゃ~ん、これが、熟れたオウギウリです~~。

めちゃうれしい。



丹後は古くから採種技術が受け継がれてきた地。寺に代々伝わるという「寺豆」、祇園さんの時に蒔くという「祇園豆」、そして伝説の小豆「薦池大納言」など、在来豆・野菜が数多く隠されています。



そして、「タキイのお膝元」と言われるように採種専門の農業が盛んな地なので、種取りにかけては技術をもっている農家さんが多いのです。

種取り技術を学ぶにはもってこいなのです。



前回の記事「オウギウリ」先祖代々の手種「オウギウリ」を受け継いで・・・


おばあちゃんのご機嫌伺い&キュウリの様子を見にいってきました。

すると、

「クワもってきたか~?」

と、私の顔をみるなり声がかかる・・・



あぁ・・・はい、そうですね。草取り隊員決定・・・。

とまぁ、成り行きで、小豆の草取りをしてきました。



こうやって、作業しながら世間話や昔話を聞くのが私の楽しみなのです。

昔は蚕を飼っていて糸紡ぎを教えていたとか、どういう野菜があって、どう料理したとか。



ストレートに質問して、知りたい答えがかえってくることはほとんどない。

これは、ブータンで半年間農家にインタビューを続けて学んだこと。

2度、3度訪ねると、世間話の中から、「あれ?あの時こう言ってたけど違ったの?」といった矛盾がでてきたりする。すると、この場合は例外で、こうするのだとか、全然違った話が出てくる、出てくる。



オウギウリも、別の集落の方とのふとした会話から耳にしたことが出会いのきっかけなのでした。



おばあさんは、他からも「このキュウリがどうしてもほしい」と頼まれて種を作っているのだそうです。種用に3こ残してあるという、そんな貴重な種を分けていただきました。来年はオウギウリ、頑張って育てます!


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