2014年6月28日
草糸を紡ぐ、草講座に参加してきました
草がそよ風に吹かれて天を舞う。
こんなに美しいものだったか・・・。
草舟on Earth 矢谷左知子さんの草講座に参加してきました。
イラクサ科の植物から糸と染料をつくり、ヨモギでモグサを作りました。
畑を始めて、普段意識しない道端に生えていく草にそっと意識がいくようになりました。
草から繊維をいただくという経験は初めてのことで、また違った発見がありました。
イラクサ科の草 |
かねてより、植物は布を織る材料として使われてきました。
イラクサ科の苧麻(カラムシ)、「を」と呼ばれる麻、 紫の花が美しい藤、そのへんの土手に蔓延ってる葛。
東北ではシナノキなど木の皮、熱帯地域では、芭蕉やパイナップル、ヤシの葉などその地に適した植物が使われました。
やがて、絹糸の原料となる養蚕や綿栽培が広まり、草布は姿を消していきますが、昭和初期までは「伝統工芸」ではなく、身近にあった素材なのでした。
苧麻の収穫 |
イラクサを煮だした染料。左は灰媒染、右は鉄釘媒染。 |
左から:苧麻、イラクサ科の植物、モグサ |
草布は、大丸ミュージアム「風のしつらい展」で世界中の植物繊維を集めたとっても素敵な展示を見てから興味をもっていました。
昭和初期のつい最近までは草で衣服を編んでいたんですね。
【参考】
大丸ミュージアム 「風水土のしつらい展」HP
京都の麻問屋さん 西銘通商株式会社
【草布について学べる教室】
京都府宮津市 丹後藤織り保存会
静岡県島田市 大井川葛布ワークショップ
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