2021年2月18日

切り干し大根のポタージュ

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田舎へ行くと冬に大根が軒下に干されているのは日常の風景ですが、薬膳では大根はどちらかというと体を冷やす涼性に分類されています。

でも、太陽で干すと、平性にかわりやや冷やす力が弱まります。干し野菜には太陽の力が宿ってるんですね。昔ながらの切り干し大根には農家の知恵が詰まってたんです。

大根 Raphanus sativus L.
性味:辛・甘/涼性 
帰経:肺・脾

切り干し大根と薬膳

帰経は肺と脾ということで、大根は、消化を助けてくれる食材であり、乾燥する時期には肺をうるおす食材として民間薬として用いられてきました。春の七草「すずしろ」として民間の知恵が残っていますね。栄養学的にもジアスターゼやビタミンCなどの成分が豊富に含まれています。乾燥する季節には大根おろしに少し水を加えて飲むとよいと言われています。

バイト先の生薬屋さんで切り干し大根をいただいたので、うねのさんの大豆をベースにしたベジ出汁を使ってポタージュにしてみました。

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レシピ

<材料>
切り干し大根 30g
豆乳 200ml
お出汁 200ml
水切りヨーグルト 大さじ1
タヒニ 大さじ1
ごま油 少々
タマネギ、ニンニク、塩胡椒

<作り方>

①切り干し大根をお出汁で戻し、水気をしぼります。
②玉ねぎ、ニンニクを炒め、色づいてきたら、戻した切り干し大根、豆腐、塩胡椒を加えます。最後に木べらで絹ごし豆腐を崩しながら炒めます。
③ミキサーでピュレ状にします。
④豆乳を加えて鍋で温める。白味噌、塩コショーで味を整えてできあがり。

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タヒニはなくても大丈夫ですが、家庭にあるゴマからからも作れます。タヒニ、ヨーグルト、ごま油、豆乳、このあたりは親和性があって合わせるといいコクが出ますね。

立春を過ぎてまたちょっと寒くなてきましたが、お日様の力を取り入れた切り干し大根のスープをぜひ試してみてくださいね!

うねのさんのお出汁


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