2016年2月8日

「真庭なりわい塾」塾生募集中

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生きること、働くこと、本気で集う仲間づくり。
真庭市で「なりわい塾」が今年からできるということでプレイベントに参加して来ました。

なりわい塾とは?
田舎に2年かけて通いナリワイを探し、仲間とともに実践するプロジェクト
詳しくはこちら:http://maniwa-nariwai.org/index.html


前回、京都の聞き書き部のみんなで視察に行った豊田市足助町では、トヨタ財団の支援を受けて、昔の暮らしや手仕事について地域の人たちから聞き書きをすることで、自分たちのナリワイをみんなで作っていこうという活動をされており、お話を伺って来ました。


前回記事:足助聞き書き合宿(2)ないならつくってしまおう!住まいづくりと仕事づくり


豊森なりわい塾:http://www.toyomori.org




おじいさん、おばあさんの暮らしの聞き書きをヒントに、自分たちにできることを増やしていく。第2、第3のフルサトをみんなでつくっていく。

わたしたちの活動に近いものでした。


今回あたらしくできる真庭なりわい塾では、地域をあげて、なりわいづくりに取り組まれるということで関心を持ち、プレイベントに参加しました。

なりわい塾塾長、共存の森ネットワークの渋沢寿一さんのお話を聞いて考えたこと。


◎「想いの伝承」


情報社会というけれど、いくら情報にあふれていても、売られている魚がどこの海でどんな風に網にかかって、どうやって運ばれて来たのか、誰も知らない。

情報化が進むからこそ、めんどくさい情報が捨てられ、リアルでなくなってしまった。

ずっと作りつづけて来られた人の思い、人の手から手へつながるぬくもり、想いが捨てられ、便利で冷たい社会になって来てしまった。

技術の伝承とともに、想いの伝承がつながりを取り戻すことではないでしょうか。



◎効率と価値

木材バイオマスは3K。人手がかかる。木は重いし、スイッチ一つで動かない。
わずらわしい作業がいる。

だからこそ、人との関わりが必要。多くの人が山と関わることが必要とされる。
関係作りが大事にされるようになる。
効率を追求すれば人を必要としない冷たいシステムになる。
非効率なものにこそぬくもりがある。

◎お金持ちになることでも有名になることでもなくて、人の役にたつこと

地域の人たちは、お金を儲けるために働いている訳ではない。
必要なだけ稼げたらいい。儲けなくてもいい。
ただ、人の役に立ちたい。

ちいきづくりをしていると、いつも言われるのが儲けないと続けないということ。
でも、いくら儲かっても楽しくなければ続かないと思う。
経済も大事。でも、人が何かの役に立っていると思えること、つながっていられると思うこと。ここに根ざしていると思えるだけでいい。
そういう価値観が忘れられているのではないだろうか。

◎田舎は人手不足がいっぱい

寒天作りは冬しかない仕事、夏しかない仕事もあれば、春秋にしかできない仕事もある。
季節の仕事をつなげていけば、確実に食べていける。
百姓とは、本来そうだった。資本主義とは関係のない社会に生きていた。

経済成長から変わってしまった。
終身雇用、大量消費が当たり前になった。

いまの若者は逆にしっている。
永続するものなどないこと。
年金、雇用は国に頼れないこと。
一つの仕事にたよるのではなく、仲間に頼る。
仲間と1つ3万のビジネスを複数やる。
お金ではないものを大事にする。


生きる場所は一つでなくてもいい。
フルサトが複数あってもいい。
仕事は仲間とつくるもの。



◎地域の資源と人をマッチングする聞き書き

聞き書きをしていると、
本当の家族になったような感じになります。


おばあちゃんにゆべしづくりを学ぶ


1000万もする製造機械が跡継ぎがいなくて余っていること。
廃業になった旅館の使い道がないこと。
空家をはじめ、手仕事の道具や技術、眠っている資源が田舎にはたくさんあって、使いたい人を探している。


聞き書きは、本来、民俗資料調査の手法のひとつではあるけれど、資源×人のマッチングにつながると注目されています。




真庭なりわい塾には参加できるかどうか迷い中だけど、
なりわいを学ぶ京都での聞き書きはこれからも続けていきたいと思います。


京都発着になると思いますが、聞き書きメンバーも募集中です。







真庭なりわい塾の現地見学会が3月21日にあるようです。

期間 【初年度】 
前期 2016年5月~9月 (全5回)
後期 2016年10月~2017年1月 (全4回)
※原則として、第2ないし第3土日

【2年目】
2017年4月~12月(予定)


場所  岡山県真庭市(主に中和地区)

アクセス
※ 9:00大阪発⇒11:54津山着
※10:00岡山発⇒11:34津山着 (JRの場合は10:22岡山発⇒11:54津山着)

定員  各期とも20名程度

受講料
【初年度】 前期 1万5千円 / 後期 1万5千円 / 通年申し込み 2万円
※希望者はコミュニティセンターで宿泊可能。1泊3500円(食費、布団代として)

応募条件
・18歳以上の方
・当塾の主旨に賛同し、毎回の講座に積極的に参加できる方

※原則として2年間連続で参加いただくことを想定しています。(応相談)
※ 応募締め切り:4月20日(水)必着。


詳しくはこちら:http://maniwa-nariwai.org/index.html





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