2016年2月6日

ならいごとの旅 in 台湾(3)茶農家を訪ねる旅 in 台東

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縁分 yuan fen「ご縁ですね」
この言葉を何度聞いただろうか。

人と人とのつながりをたどってゆく国際漂流旅行。
今回集まったのは、中国、台湾、日本の3カ国のメンバーたち。
共通点はお茶が好き。community design地域づくりに関わっている。
ということで、台湾のお茶やフェアトレード、農村移住計画などの現場を訪ねてきました。

お茶の先生のご縁を頼ったり、昔訪ねた場所を再訪してみたりしながら、流れるように関係性をたどる旅をしてきました。




紅烏龍の里を訪ねて

台湾、初日から大都市はとばし、いきなり台東へ。
紅烏龍の里、鹿野を訪ねました。
滞在している連さんの農場では、紅烏龍、蜜香烏龍、高山緑茶、金萱茶、独自の農園で4種類の茶を自社農園にて有機で生産。そして、国有の山林に自生する野生山茶を扱っています。
鹿野の茶商民宿



「天時、地利、人和」
良いお茶を作る条件をこういうそうです。
天の時を知り、地の利を読み、そして人の技術がお茶の味を作ってゆく・・・

日本ではよいお茶というと、玉露やかぶせのように、うま味で表現されることが多いけど、台湾茶の場合は、香りが大事。
「お茶は香りを味わい、下で味わい、そして、のどで味わう」
と連さん。
「のごどし」でも香りが感じられるお茶がよいのだそう。


茶葉を虫に食べさせる農法


有機農業の一番の問題は、病害虫だと言います。
日本でも、お茶を作る時は、有機肥料を使うので、肥料が問題なのではなく、有機茶をおいしく作れない理由は、農薬なしでは病害虫の影響で味がまずくなる、見た目が悪くなること。

台湾茶の場合、面白いのは、「わざと虫に食べさせる農法」があることです。
ウンカという虫の食害を受けたものに強い香りがでるということで、逆に高値で取引されています。
「東方美人」「蜜香烏龍」、これらは、農薬を使用すると、逆に作れない、有機農法でないと、つくれない希少価値のあるお茶なのです。



鹿野の紅烏龍博物館では、烏龍茶、紅茶、緑茶と茶種や製法が違って、それぞれの畑をご案内いただき、作り方をデモンストレーションしていただきました。






この日のために、わざわざ、勤務先の杭州から帰国してくれた鴨ちゃん、そして、中国初のエコビレッジプロジェクトに取り組むゆいちゃんは、ともに以前、京都の和束でホームステイしていたのでした。まさに、"縁分 yuan fen"。


緣分總是奇妙而且美好的, 為了追逐隨之而來的美妙邂逅, 我又再一次來到台灣細細品嘗隨著茶香而來,與茶農朋友之間無國界的故事分享其中的深厚底蘊

一定還會有再見面的一天的 ,朋友們!不論是在台灣,中國或是日本。

members from 3 countries travelled together based on social connections to see rural livelihood and learn about tea. it is "social tourism". hope to have a tour again in china, taiwan or in japan next year, too!!

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