2017年6月10日

てしごとをたずねる旅:紺喜に学ぶ藍染めの服づくり

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「腐葉土を作るのと同じ、藍も草やから。」
紺喜のおじちゃんがスクモづくりと藍染めにかける想いを熱く語ってくれました。

この地で江戸中期から続く紺屋業、4代目の植西さんは80をこえ、跡取りはいないそう。廃業寸前の藍小屋でのらふくづくりにあつまる若者たちの姿がありました。



玉突きされたスクモは、まるでプーアール茶のように、堅くずっしり重い。そうか、腐葉土も、団茶も、藍染めのスクモも、植物の発酵物という点で共通している、そんなことに改めて気づきました。

藍の葉


すくも


「発酵したら熱があがるやろ。そしたら水をかける。乾燥させるために水がいるんや。」

乾燥させた藍葉は、100日かけて室で発酵した後、灰汁やふすまと混ぜて再発酵させ藍染め液は作られます。
寒い冬は、藍壷のバクテリアが風邪をひかないよう暖をたき続ける為、工房のまわりの壁や天井は真っ黒に。いとしみながら受け継がれて来た藍つぼをお借りし、のらふくを染めさせていただきました。また行きたい。



何度かつけるごとに藍色は深まってゆく

4回染めたあと

最後に、水洗いします。

一度干してから、さらに灰汁抜きのために30分水に浸すと色止めになるそうです。

完成です!!また染めにいきたい。

紺喜染織
住所:〒520-3201 滋賀県湖南市下田1530
アクセス:近江八幡駅からバスで約1時間

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